お子様の治療の流れ
乳歯が生え始めてから大体10年前後で永久歯の生え変わりが終了します。この間に噛み合せが悪くなった方は、通常ですと2期に分けた矯正歯科治療をおこないます。
まず、1期治療は6歳~12歳頃までの永久歯の咬合完成前の段階で、良好な噛み合せが形成されるように誘導する咬合成育治療を行います。この時期は大きな成長発育期にあるのでアゴの骨の位置の改善を行ったり、歯の移動、習癖の改善を行います。耳鼻科の受診をお勧めする場合もあります。2期治療は永久歯が生え揃った後の仕上げの治療です。歯並び、噛み合わせ、見た目の美しさの総合的にバランスのとれた歯列に整えます。条件が良ければ、2期治療が不要になるお子さんもいます。
大人の治療の流れ
1. 初診相談
初診相談は無料となります。お一人お一人丁寧に時間をかけて、ご本人が気になっていること、矯正歯科治療に関する疑問や心配、ご要望等をうかがいます。
2. 精密検査
患者様の口腔内の状況にもよりますが、レントゲン・CT撮をおこなうこともあります。また、歯型の採取なども行います。
この結果を元に治療計画を立てます。
3. 診断
患者様のご要望と、精密検査の結果を基に最適な治療方法を提案し、治療方針の説明や治療期間の見通しとご予算などを明示します。この診断に納得いただいたうえで、実際に治療を開始するか患者さまに決定していただきます。
4. 矯正前治療・準備期間
虫歯や歯周病がある場合は先に治療を完了し、お口の状態を整えます。
5. 矯正治療開始
ブラケットを歯に装着して矯正治療を行います。 治療が始まると約月に1回通院していただきます。期間は2~3年です。
6. 保定・経過観察
矯正装置が外れた後は、取り外し式の保定装置を使って、歯列の安定を待ちます。